婦人科中国研修で学んで

和音(かのん)漢方堂の堤です。
ご覧くださりありがとうございます 

 


10月に、「中医婦人科不妊症専門講座」にて中国へ研修に行ってきました 😉 

 

 

 


中国の病院での研修は三度目、それも
なんと!30年ぶりです。

 

 

今回は 北京の西京中医医院・婦人科 にて、不妊症、婦人科でも

名医と云われる王必勤務先生の外来診察や講義に参加させていただきました!

 

 


病院の廊下には、日曜・祝日にも関わらず診療を待つたくさんの方々。
その姿から、王先生の人気と、
中国でも不妊症や女性の身体の悩みは、日本同様なのだと思いました。

 

 

 

 


診察室には、患者さんからの感謝の思いが込められたお礼の旗(朱色)が飾ってあります。

 

 

王先生の診察は、一言で表すと
優しい空気に包み込まれる診察でした。

 

 

 

 

 


限られた時間の中でも、患者さんの体や手に触れ、目を見て、言葉を選びながら、優しさに溢れている。
しかし、必要なこと、大事なことははっきりと伝える。

 

 

「低温期が長くても、大丈夫!
大切なのは“しっかり卵を育てる力”を
養うこと。」
「気にしすぎないこと!私を信じて!続けてみて。」

 

 

先生の長い経験から裏付けされる力強い言葉が伝えられていました。

 

 

 

精神の安定の重要性

 

 

診察室で多くの患者さんと出会い感じたのは、

焦りや不安が多く、心配しすぎる方が多いことでした。中国でもインターネットの時代。

色々調べては、不安が募り先生に色々尋ねていました。

 

王先生は、どの方にも優しく

 

 

焦るよりも、身体の中から
血流や精神、ホルモンのリズムを整えることが大切よ

 

と話され、漢方や西洋薬を処方されます。

 

 

“不妊”をはじめ、産前産後の不調、更年期、甲状腺のトラブル、多嚢胞性卵巣症候群、不眠など…
人生の節目で揺らぎやすい女性の身体に、丁寧に優しくサポートする先生の姿勢を肌で感じることが出来、とても勉強になりました。

 

 

 

卵巣機能は女性の健康にも繋がる

 


王先生のご講義では
「卵巣機能の低下」についての考え方やアプローチ方法(漢方処方も含む)を学びました。

 

 

 

 


・卵巣機能の低下は不妊だけでなくアンチエイジングなど女性の健康維持にも幅広く関与する
・メンタルの部分はとても重要である
・卵巣機能の低下は早めに対策することが重要

 

 

多くを学びました。

 

 

 

 

中国での婦人科研修を

通じて

 

 

中医師の診察は中医学(漢方)と西洋医学を自然に組み合わせて診断・治療が進んでいきます。

 

 

血液検査やエコーなどの結果も重要で、そのデーターも参考にしつつ、脈や舌など身体の「今」を見る。

どちらか片方ではなく、両方を活かして「その人」を診るという姿勢です。

 

 

今回の研修を通して、お一人お一人に丁寧に寄り添うことの大切さ、そして進化する西洋・中医学の両面の学びを研鑽し続けることをあらためて感じています。

 

 

 

この20年、中医不妊症専門講座で学び、
又西洋医学の不妊治療を理解するために
不妊カウンセリング学会認定
「不妊カウンセラー」にもなりました。

 


赤ちゃんを望み、お悩みの相談に
積み重ねてきた学びが、本当に間違いなく素晴らしい学びだった。と確信でき、今後も変わらず深めていこうと深く思いました。

 


妊活中で
・AMHが低い
・低温期が長い
・生理周期が乱れている
・高齢である
・婦人科疾患がある

 

 

そんなお悩みのある方も、
あきらめずに心や身体を整え
卵を“育てる力”を整えていきましょう🌷

 

 

これからも、皆さまの心や身体がより楽に、より自分らしくいられるお手伝いができたら嬉しいです。